年賀状出す意味が元の目的からだんだんずれてきています。
聞いたところによれば、新年は、前の年にお世話になった人や今年も付き合っていく人にあいさつまわりをするもので、そのあいさつまわりができなかった人に書面ではあるものの挨拶をしたのが年賀状のもともとの意味だったということです。
そんなわけで、当初は、年賀状には新年のあいさつしか書いてはけなかったそうです。

それが、今では、年賀状は、挨拶まわりと関係なく出されています。
正月に会う予定の人にまで出していますね。
これについては、たびたび疑問に思います。
新年のあいさつを正月に直接しているのに、年賀状もださないといけないというのは、新年のあいさつができない人に出すという本来の趣旨からははずれているわけです。

もっとも、その意味で言えば、昨今は、メールでのあいさつができますから、正月にメールのやり取りをするなら、年賀状を出す必要はないことになります。しかも、メールなら、一斉送信できますから、新年のあいさつとしてひとつのメッセージを作成すれば、それで済んでしまいます。しかも、ほとんどノーコスト。年賀状を出すのに1枚あたりプリントも含めて5~60円かかることを考えると、メールでいいんじゃないかという気になってきます。

しかも年賀状自体にも気に食わない特性があります。
年賀状を元旦に届くようにしたい場合、12月24日頃までに出すようにと郵便局は言います。郵便局からすれば、年末年始に処理作業が集中すると、処理できないという事情があるのはわかります。
しかし、そのせいで、かなり前に手紙を書いたものが年をまたいで届くことになります。年賀状を投函してから、それが届くまでの間にその相手と会っている場合も多いのに、です。そして、年賀状は、手紙なのに、一方通行が常態化していますね。年賀状で相手に呼びかけても、(相手も元旦につくように投函していれば)それについての応答はありません。確かに告知のための手紙というのもありますが、年賀状が相手に対して、ただ「あけましておめでとう」とか「今年もよろしく」とかを伝えるだけのものだとすると、年賀状の中で「お元気ですか?」とか「最近は何をしているの?」とか書くのはほとんど意味がないことになってしまいます。

そんな風に考えると、年賀状が年賀状としての役割を果たすためには、やはり、せめて元旦になってから、元旦に会わなかった人に書く、ということが必要かと思えてきます。そうすれば、一応相手からの手紙に応えることができるし、新年のあいさつをする必要がでてきますから。
そんなわけで、私は次の正月まで年賀状を書かずに、元旦に年賀状を書きたいと思います。
いや、もちろん、今現在年賀状が書けていないからとか、元旦に着くように出すのがもう不可能だからとかそんな理由ではありません。年賀状の本質を考えたからこその結論なのです。

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